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フレッツ光+複数 固定IPの導入


〜 この記事は、2002年4月〜2003年5月に作成された内容です。ご了承の上ご覧下さい 〜



Bフレッツ + 固定IPで、運用を計画されている方の参考になるように、このサイトを実際にBフレッツを使った環境で運用し、トラフィックなどをご覧いただけるようにいたしました。
現在、本サイト(www.musen-lan.com)は、ルーターに「FutureNet XR-300/TX4」、プロバイダに「InfoSphere Biz Hikari8/ベーシックタイプ」 及び 「KDDI イーサエコノミー」を利用して運用をおこなっております。
ネットワークトラフィックなどもリアルタイムでご覧いただけるグラフを掲載させていただきました。
 サーバー運用環境ネットワークトラフィック


光ファイバの引き込みができずに工事が中断
2001年10月にBフレッツ ベーシックタイプの申し込みをおこない、11月にビル内の配管工事が完了して、そのまま順調にいくかと思われましたが、最後の社内への引きこみ工事で配管が通らずにいったん工事が中止になってしまいました。通常の電話回線と違い、大掛かりな工事であることを実感いたしました。

 
ビルの外での引き込み工事 端子盤での作業

配管を別途用意して、工事再開
通常の電話線を引き込む配管では、通らなかったため天井裏を通る配管を用意して、ようやくBフレッツの導入工事が完了しました。

 
X-ONU(回線終端装置)NEC製FN-100M-R1S
光ファイバから100BASE-TXのEthernet信号に変換する装置

性能のよいブロードバンドルーターを探す
やっとBフレッツが利用可能になったのですが、ベストエフォートとはいえ、最大速度100Mbpsのベーシックですから、ある程度は高性能なルーターを用意する必要があるので、いろいろ調べていたところ、PCIからスループット65Mbpsの「BRL-04FA」が発売になるとの情報。これを待つことに。
コレガからも同様の65Mbpsのルーター「BAR SW-4P PRO」が発売されているのですが、PCIの「BRL-04FA」は、複数固定IP(unnumbered)に対応したファームウェアを出すとのことでしたので、 やはり「BAR SW-4P PRO」ではなく「BRL-04FA」を選択することに。
 
PCI製 「BRL-04FA

OCN の 固定IP やInfoSphere の 固定IP などを利用する場合は、unnumbered(LAN型PPPoE接続)に対応したルーターが必要となる

試しにプロバイダに加入
サーバー公開用の回線として、利用するのが目的なのですが、Bフレッツの能力をある程度、把握するためにBフレッツのベーシックタイプに対応したプロバイダへ加入してテストすることにしました。
加入したプロバイダは、ASAHI-Net と Plala 。
どちらのオンラインサインアップ可能で格安です。ASAHI-Netは、基本料金450円+オプション料金3,450円の合計月額必要は3,900円。PLALAは、月額4,000円。
早速、回線速度などを調査することに・・・


ルーターの調子が悪い
早速「BRL-04FA」で接続を試すことに。 とりあえずASAHI-Netへの接続は、IDとパスワードを入力するだけで、簡単に接続できたのですが、なぜかPlalaへは接続ができず、いくら試しても改善できない状態。
念のためフレッツスクエアにも接続を試みたが、こちらも接続できない。
また、ルーターのルーティング設定で、社内のネットワークへのルーティングを入力してサブミットすると奇妙なことにJavaScriptエラーを出している。ソースを見てみると、ネットワークアドレスで255以上の数値を禁止する間違ったエラーチェックがおこなわれていた。
どちらも、バグと判断して、メーカーへ報告して。やはり発売直後のルーターにはバグがつき物なのか・・・・
数日後、メールにて修正されたファームウェアが届き、問題も改善されていた。
PCIのホームページでのお知らせ


Bフレッツ・ベーシックタイプの実力を試すことに
プロバイダにはPalalaを利用してFTPで、ファイルをGETすると、約15Mbpsの数値がでて、ひとまず満足。
ASAHI-Netを利用した場合は、何度か試しても9Mbps程度しか出なかった。Bフレッツのベーシックともなると、プロバイダの選定はかなり重要となりそうである。
ftp> get speed_imageb4.jpg
local: speed_imageb4.jpg remote: speed_imageb4.jpg
200 PORT command successful.
150 Opening BINARY mode data connection for speed_imageb4.jpg (1127753 bytes).
226 Transfer complete.
1127753 bytes received in 0.593 secs (1.9e+03 Kbytes/sec)
PLALAでの接続 1.1Mbyte程度のファイルが約0.6秒で、転送されている

ftp> get speed_imageb4.jpg
local: speed_imageb4.jpg remote: speed_imageb4.jpg
200 PORT command successful.
150 Opening BINARY mode data connection for speed_imageb4.jpg (1127753 bytes).
226 Transfer complete.
1127753 bytes received in 1.01 secs (1.1e+03 Kbytes/sec)
ASAHI-Netでの接続 1.1Mbyte程度のファイルが約1秒で、転送されている

複数固定IPに対応したプロバイダを選ぶ
NTT西日本のBフレッツの担当者に話を聞くと、「OCN光アクセスIP8/IP16」や、「InfoSphere Biz HIKARI8/16」が比較的評判がよさそうなので、この中から選ぶことに。
とりあえず、「InfoSphere Biz Hikari8 ベーシックタイプ」に決定。
申し込みを行い約2週間で開通となった。

固定IPで、運用できるようにネットワークを考える
unnumberedに対応予定とのことで、選択した「BRL-04FA」であるが、4月15日の時点でまだ、対応になっていないが、コレガの「BAR SW-4P PRO」が先にunnumberedに対応したファームウェア(ベータ版)を公開した。
「BRL-04FA」でもマルチNAT機能を使うことで、複数固定IPでサーバーの公開は、可能であるが、サーバーには、NATを利用せずにスルーで運用したいので、「BAR SW-4P PRO」を早速購入し、unnumbered対応のファームウェアを試してみたところ、問題なく利用できた。
このルーターは、「NAT&スルー」機能により、LAN側にグローバルアドレスとプライベートアドレスの混在ネットワークが使用可能である。

corega BAR SW-4P PRO Ver1.10追加説明書


ONUとスイッチングハブの接続
Bフレッツのベーシックタイプは、PPPセッションを同時に2つまで張れるので、スイッチングハブを用いて、ONUにルーター2台を接続したが、なぜか速度が8Mbpsほどに落ちてしまった。 調べてみるとX-ONUのディップスイッチSW1の、オートネゴシエーションがOFFになっていたので、ONにしてみると、30Mbpsほどに戻ったが、Bフレッツ工事の際の担当者が「ONUのディップスイッチは、このまま変更せずに使ってください」との説明をした点が気になる。
通常スイッチングハブは、デフォルトで、半二重モードを使用するため、ONUがオートネゴシエーションOFFの場合、大量のコリジョンが発生し、極端に速度が低下する。
他のユーザー宅工事の際も同じ説明をしているかも知れないので、ディップスイッチの設定を確認することをおすすめします。
また、スイッチングハブを利用しない場合でも、 オートネゴシエーションは、ONにするほうがよいと思われます。また、Bフレッツベーシックで10Mを超えない場合の原因の多くは、これが問題と思われます。
(現在調査中ですが、他のユーザー宅でもオートネゴシエーションをOFFにして使用されているケースが多いようです。)

このX-ONU(NEC製FN-100M-R1S)の場合、背面の左側にディップスイッチがある

-- 2003年3月25日追加更新 --

ブロードバンドルーターでPPPoEを利用した際の性能

Bフレッツは、NTTの地域IP網とのセッションにPPPoEを利用しますが、各メーカーがカタログスペックとして公表する値は、PPPoEを利用した際のスループットではなく、いわゆる「通常接続」時の性能のみを公表している場合が多く、実際にBフレッツなどを利用した際の性能とは、大きく異なります。
これまで、多くのunnumbered対応のルーターをテスト使用してみましたが、カタログ値が65Mbpsを超えていても、殆どが20Mbps以下の性能でした。
ですが、今回新たに試してみたルーターは、どちらも性能がよく、「FutureNet XR-300/TX4」で30Mbps程度、「NetGenesis SuperOPT90」で40Mbps程度の結果でした。

NetGenesis SuperOPT90
安価なルーターであるが、高スループット。
今までに試した機種の中では最速であった。
FutureNet XR-300/TX4
裏面には、4つの独立したEthernetポートがある。
右上にあるポートは、RS-232Cポート

2003年3月20日現在のネットワーク構成
※このネットワーク図は、便宜上一部省略しております

今までのネットワーク構成が、セキュリティ上問題がありましたので、大幅にネットワーク構成を変更しました。社内LANと公開用サーバーが同一セグメントにありましたが、上記のネットワークでは、「XR-300/TX4」を介してプライベートネットワークと公開用ネットワークが接続されています。
このルーターは、最大4つのセグメントをルーティングできるので、非常に便利なルーターです 。


本サイト(www.musen-lan.com)をBフレッツで運用実験
ルーターに「XR-300/TX4」を導入したことで、スループットも大幅に向上しました。複数のプロバイダ経由で、スループットを測定したところ、上下とも約40Mbpsで、かなり快適な環境です。
そこで、Bフレッツ+固定IPで、運用を計画されている方の参考になるように、このサイトを実際にBフレッツを使った環境で運用し、トラフィックなどをご覧いただけるようにいたしました。
現在、本サイト(www.musen-lan.com)は、ルーターに「XR-300/TX4」、プロバイダに 固定IP16個プロバイダサービスをを利用して運用をおこなっております。
また、以下のグラフ画像は、www.musen-lan.com のトラフィックを snmpMRTGによって、定期的に更新しております。

本サイトは、「BNRスピードテスト」等の人気コンテンツもありますので、月に100万を超える多くのアクセスがありますが、グラフの値を見ると、ピーク時でも数百Kbps程度しか使っておらず、十分に余裕があることが分ります。(もっと過酷なテストをおこないたいので、本サイトへのアクセスが増えるといいのですが・・・)
「BNRスピードテスト」での速度測定に利用する計測用データは、別サーバーを利用しておりますので、今回の計測トラフィックには含まれておりません。

青がOUT(上り)で、緑がIN(下り)のトラフィックです。
サーバーで利用しておりますので、下りよりも上りのトラフィックが大きくなっています。

更新: Thursday, 01-Sep-2005 06:15:10 JST http://www.musen-lan.com/ を Bフレッツ + 固定IP で運用中

Bフレッツで複数の固定IPを利用するには、InfoSphere 固定IPコースOCN 固定IP「フレッツ光」プラン などのプロバイダ契約が必要です。

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